ワッツ コンサルティングは経営コンサルティングと
マーケティングコンサルティングサービスの会社です。
企業を成功に導くのは、事業戦略、マーケティング戦略だと思います。
私たちは「戦略とは、企業がお客様の期待に応えるため、
自身の長所を活かし、変化に立ち向かう決意」だと考えています。
そんなお客様企業のため私たちは
明快な方法論と豊富な経験、
暖かいハートを持ってお手伝いいたします。
今月の一言
戦略を進歩発展の方向にとれば、その方向を実現してゆく戦術が生まれる。つまり人生の転換である。この転換ができると人間の脳は(中略)転換前の何十倍、何百倍の働きをすることができるのである。
『脳力開発実践講座 挑戦の行動学 これが現状打破の戦略戦術だ』
城野宏 啓明書房 2004年12月
代表・高橋の一言
プロジェクトの生産性を上げたいという、プロジェクトの一員で若手幹部の方から相談をいただきました。現状をお聞きすれば、これまで納期が守れない事態が度々起こっていました。納期を守る仕事をすれば生産性は格段に上がるはずです。納期を守れない悪弊が蔓延すれば、メンバーのやる気にどんな影響を及ぼすことになるでしょう。そこで・・・
さまざま課題はあるが、それはさておき、直近で予定している成果物の目標納期を決めてそれを守る戦いに集中することにしました。新しいことを生み出すプロジェクトですから、決めてゆく仕事の連続のはずです。簡単に決められないこともあるはずです。ですから、納期を守るには覚悟も知恵も必要になります。この戦いの結果、具体的に何が変わるかみてもらおうという作戦です。その幹部の方はすぐに理解し必要な行動を起こしました。
プロジェクトチームでは、そこに集まったメンバーの一人ひとりが、現状打破か現状維持の、どちらの戦略に立っているかが問われます。もしメンバーに聞いてみれば、誰もが「納期を守れないのは問題だ。現状を変えたい」と言うでしょう。納期が守られない理由にも言及することでしょう。そして自分も現状打破ですと。
しかし、現状打破の戦略に立っている人は、理想と現状の差を不満として認識したら、口を動かし問題を語り、手や足を動かして解決してゆく行動をとるはずです。この行動がなければ、その人の動きは現状をそのまま温存しようとする現状維持の戦略に立っていると言わざるを得ません。それに気づいてもらうためにも、具体行動を持って納期を守る体験を共有してみたいと思った次第です。
脳力開発の城野宏先生は、「現状維持の戦略に立った不満は、不満を永続させ、解決しようとしない 愚痴いい の人生となる」一方、現状打破の戦略は、一つひとつ不満を解決し、「次の希望と不満に向かってゆく、(中略)常に進歩発展があり、グチグチした不満でなく壮快な不満となる」とも、教えてくださっています。