ワッツ コンサルティングは経営コンサルティングと
マーケティングコンサルティングサービスの会社です。
企業を成功に導くのは、事業戦略、マーケティング戦略だと思います。
私たちは「戦略とは、企業がお客様の期待に応えるため、
自身の長所を活かし、変化に立ち向かう決意」だと考えています。
そんなお客様企業のため私たちは
明快な方法論と豊富な経験、
暖かいハートを持ってお手伝いいたします。
今月の一言
リーダーとは上に立つというより、前に立つ人。立場に関わらず、誰より先に行動する。みんなも目指したいと思える明日を提示する。仲間たちは、あなたの目線に共感してついてくる。現代のチームはこうして動き出す。
『16歳からのリーダーシップ』一條和生 (著) 細田高広 (著) 日本経済新聞出版社2025/5/16
代表・高橋の一言
このところ中小企業の若い社長をインタビューする機会がありました。会社経営のことだけではなく、子供の頃からどんなことに興味を持ち、どんな体験をして育ったのかにも話が及びます。ご自身の「〇〇がしたい」を追いかけた体験が生きてくる。あるいはその時代に培ったものに生かされているというお話を伺えるのは、とても楽しみでもあります。
そんなことをしているうちに目に止まったのが本書です。著書のお二人とも経営の先生ですが、わかりやすい言葉で、リーダーシップの本質を解き、どのように身につけるかを教えてくださっています。
「リーダー」とは先頭に立つポジションのこと。部長やキャプテンや委員長はリーダーと言えますが、「リーダーシップ」とは、リーダーを成立させる性質と役割のこと。「つまり、目標に向けて、チームを導くことを意味する」。それができるのは、リーダーだけに限りません。「前に立つ人。立場に関わらず、誰より先に行動する人」です。
例えば、形勢悪く、諦めかけたサッカーの試合で逆転勝利をもたらしたのは、キャプテンではなく、一人の下級生レギュラーでした。彼が必死に戦う姿勢が先輩たちを鼓舞したからでした。このように「優れた組織やチームは、様々な個性をもつ持つ人たちが、場面ごとに次々と異なるスタイルのリーダーシップを発揮する」ことが知られてるとのこと。
そして、リーダーシップを養うのは、心の若いうちに「やらされること」をやるだけではなく、「やりたいこと」を叶えるべく自ら行動し、人の前に踏み出す経験をすること。リーダーシップを実践的に学ぶには、10代、学生時代ほどふさわしいものはないとのことで、本書の題名『16歳からのリーダーシップ』に込めた意味もわかります。インタビューした社長のお話と重ね合わせて受け止めました。ともあれ、読んで元気になる一書でした。