ワッツ コンサルティングは経営コンサルティングと
マーケティングコンサルティングサービスの会社です。
企業を成功に導くのは、事業戦略、マーケティング戦略だと思います。
私たちは「戦略とは、企業がお客様の期待に応えるため、
自身の長所を活かし、変化に立ち向かう決意」だと考えています。
そんなお客様企業のため私たちは
明快な方法論と豊富な経験、
暖かいハートを持ってお手伝いいたします。
今月の一言
チームの強化は、選手の「補強」と「育成」が両輪になる。「補強」を担うのが編成部であるのに対して、「育成」を担うのは私たち現場であり、その責任者が監督である。(中略)現場と編成部がひとつにならなければ、チームの強化はままならない。
『理は変革の中にあり』 野村克也 KKベストセラーズ
代表・高橋の一言
師走も迫る先週のこと。人手不足時代にどのように採用活動を進めるか、ある中小企業の経営者グループが勉強会を持ちました。講師としてお招きしたのは、あるものづくり中堅企業の人事部門で、採用や育成の現場を預かる方々です。ご多忙な中4名の方々が準備されたプレゼンテーションの内容に参加者一同が感動。採用や育成のあり方を見直す機会にしたいという決意が聞かれました。
このお願いをすることになった経緯は、ウェブサイトの採用情報を見比べているうちに、求職者の欲する情報をきめ細かく発信していて目に止まったこと。採用計画の充足率においても十分な実績を上げていることがわかり、是非にとお願いをさせていただきました。そうしたところ、採用活動だけでなく、一緒に人材育成のお話も聞いて欲しいとの提案がありました。それは願ってもないことでした。
お話を伺って私が感銘を受けたことの第一点は、「必要な人材は現場と一体になって自ら育てる」という方針が行き渡っていること。採用活動もその延長線上にあるという意識が浸透しています。人事の皆さんが日頃から現場との信頼を築いてきたことも伝わってきました。
もう一点は、求職者の意識や行動が大きく変わったことに対応して、仕事の変革をして行く努力を惜しまないということです。求職者はこれからも変わって行く。だから、担当の方々が若い感性を活かし、求職者の気持ちにヒットする情報発信や接点作りをして行くと決めて、きめ細かな配慮をしながら奮闘しています。その姿にエールを送りたいと思いました。
今月の一言は、私の好きな野村監督の言葉を引用させていただきました。野村監督は45歳で現役を引退、解説者を経て、ヤクルトスワローズの監督に就任。チームを4度のリーグ優勝、3度の日本一に導きました。著書の中でこのスワローズを振り返り、強いチームを作るには、選手のスカウトを担う補強部門と現場の間でビジョンの共有が重要だと訴えています。